データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ

Oracle RDBMSなどのオラクル製品や各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります

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理論から学ぶデータベース実践入門 ~リレーショナルモデルによる効率的なSQL
の書評です。

「日本男児」こと奥野さんの本です。最初に書いておくと私は奥野さんとちょっとだけ知り合いです。
本書は、経験を積んだデータベースエンジニアに対しての筋トレ本だと思います。SQLの本質は集合論なのですが、この本でその本質を学ぶことができます。
ただし、この本は歯ごたえあります。生半可な学習をしてきた脳に対するスパルタ本です。「奥野道場」を受けている気分になりました(笑)。この本がどれだけ売れるのかで日本のデータベース業界の成熟度がわかるような本です。
奥野さんらしく、ダメだしも多いです。間違っているものは間違っていると明確に書いてくれています。
DBを始めて数年過ぎて、「俺ってDB分かってきたなあ」と思うころに読むことをおススメします。仕事で関係するような事象を経験していないと理解は難しいと思います。
前半は理系の人、もしくは論理に強い人向けです。論理に論理を重ねるように続くので、難しいと感じる人もいると思います。しかし、それを乗り越えれば、この本から得られるものは多いです。
本書の特徴として、NULLについて1章割いて説明しているのも貴重です。履歴の持ち方もDB設計では議論が分かれるところだと思います。私も正解は業務次第だと思っています。リンクやグラフが苦手というもの賛成です。IDについての考え方も読むべきと思います。
RDBMSの仕事が板についてきた人、RDBMSを使ったアプリ開発で一流になりたい人はぜひ購入ください。
[ 2015/04/05 08:44 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

初心者向けOracleのパフォーマンス分析の講演(無料)

JPOUGの場で、4月15日(水) 19:00 - 21:00 に再び講演します。
3月13日に実施した内容と同様ですが、前回が満員だったため、再度開催します。
無料で初心者向けのOracleのアーキテクチャやパフォーマンス分析が学べる機会です。あと数人は申し込めます。

ホームページ
Oracle Database 入学式 – 保護者の方はご遠慮ください | Japan Oracle User Group (JPOUG) http://www.jpoug.org/?p=1105

当日は、講師モードの私が見られます(笑)

[ 2015/03/26 08:27 ] スキル強化・教育 | TB(0) | CM(0)

JPOUGで初心者向け勉強会をします。


3月13日にOracle初心者向けにパフォーマンス分析を説明させてもらいます。久々の講演(先生)です。翔泳社の許可もいただき、「門外不出の現場ワザ」から、パフォーマンスチューニングの章を紹介します。よかったらお申し込みください。その後の飲み会も参加ください。定員を増やしてもらったので今なら申し込みできます。あと5名ですね。

ホームページ
Oracle Database 入学式 – 保護者の方はご遠慮ください | Japan Oracle User Group (JPOUG) http://www.jpoug.org/?p=1105
申し込みサイト
Oracle Database 入学式 - 保護者の方はご遠慮ください - Japan Oracle User Group (JPOUG) | Doorkeeper http://jpoug.doorkeeper.jp/events/20201
夜会 after “Oracle Database 入学式” - Japan Oracle User Group (JPOUG) | Doorkeeper http://jpoug.doorkeeper.jp/events/20202
[ 2015/02/13 06:31 ] スキル強化・教育 | TB(0) | CM(0)

9月7日(日) JPOUGのイベント  JPOUG> SET EVENTS 20140907

9月7日、JPOUGのひさびさの大型イベントです。日曜日です。しゃべりませんが、私も参加予定です。皆さん、申し込みませんか? IIJさんの新しいオフィスで会場も大きいみたいです。

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2014年9月7日(日)13:00-17:00 に JPOUG> SET EVENTS 20140907 を開催します。
みなさん お誘いあわせの上、ふるってご参加いただければと思います。

概要はJPOUG> SET EVENTS 20140907 | Japan Oracle User Group (JPOUG) をご覧ください。
本イベントへの申し込みは JPOUG> SET EVENTS 20140907 - Japan Oracle User Group (JPOUG) | Doorkeeper からお願いいたします。
[ 2014/08/09 17:55 ] 雑談 | TB(0) | CM(2)

「絵で見てわかるシステムパフォーマンスの仕組み」の紹介

絵で見てわかるシステムパフォーマンスの仕組みが発売されました。私にとって十数冊目の本になります。絵で見てわかるシリーズの特徴である、絵を多用した本です。タイトルのとおり、ITシステムのパフォーマンスに特化した本です。

今回は、私が基本的な部分を書き、テストのコンサルがパフォーマンステストを書き、vmwareのコンサルが仮想化の性能を書き、AWSのコンサルがクラウドの性能を書くという面白い構成です。

ITシステムにおいて、パフォーマンスは重要であり、かつ、工夫が必要な部分です。機能が十分でもパフォーマンスが出ないとITシステムは使い物になりません。パフォーマンスは、考え方を知らないといつまで経っても上級者になれませんが、きちんと教えているのは、大学などの学校(専門教育)だけです。また、学校においても現実のシステムからかけ離れた内容を教えているのが現実です。パフォーマンスを出す仕組みはアーキテクチャと密接につながっており、パフォーマンスを勉強することは、すなわち効率よくシステムのアーキテクチャを学ぶことにつながります。そこで、実際に使われるようなITシステムを扱いつつ、初心者が身につけるべきパフォーマンスの考え方を説明し、実践でも使えるように、よく使われる性能データの見方から性能テストのやり方、仮想化環境やクラウドの性能まで、性能について一通り説明しました。

パフォーマンスについて、一部分触れている書籍は多いものの、考え方から分析方法、チューニングの考え方までを扱っている書籍はほとんどありません。
「システムのパフォーマンスの考えを学ぶならこの1冊を読め」と言われるような本にしたつもりです。ただし、考えが中心のため、細かい製品仕様に触れていないことはご了承ください。細かい仕様に触れないため、長い間使える本になったと思います。

本書の前半は、1年目~数年目の若手エンジニア(ITの最低限の基礎は学んだ人)がお勧めで、後半の仮想化やクラウドとパフォーマンスは、経験者にもお勧めです。最後まで読めば、パフォーマンスチューニングの実務そのものが変わろうとしていることも理解できると思います。

よかったらAmazonに書評を載せてください。
[ 2014/06/22 17:06 ] 書評 | TB(0) | CM(3)
プロフィール

odakeiji

Author:odakeiji
小田圭二 日本オラクルのテクノロジーソリューションコンサルティング統括本部においてデータベースのコンサルタントをしている。今までのキャリアでは、社内教育部隊で、データベースやOS、ネットワークを教える経験を5年ほど積んだり、コンサル部門で主にDB(インフラ含む)のコンサルを10年程度経験した。また、コンサルタントとして、主に大規模ミッションクリティカルシステムを担当。社内では”火消し”とも呼ばれ、システムトラブルの火消しをいくつも担当していたこともある。
ポリシーは、「OracleもOS上で動くアプリケーションにすぎない。だから、OS、ストレージ、ネットワークを学ぶべき。アーキテクチャから考えろ」。
スキル面の興味は、アーキテクチャ、DBA、インフラ技術、教育、コンサル手法など。
本ブログのポリシーは「週に1回、DBAやインフラ担当者の役に立つ記事を書きたい」です(守れるだけ、守りたい・・・・)
なお、本ブログにおいて示されている見解は、私自身の見解であって、オラクルの見解を必ずしも反映したものではありません。ご了承ください。

私の主な著書の紹介です。もしよかったら、お役立てください。他にもオライリーなどがあります

●「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク データベースはこう使っている」小田圭二 著
私のポリシーである”DBMSもOSの動くアプリケーションに過ぎない”に基づいて、OSとDBMSの関係、ストレージとDBMSの関係、ネットワークとDBMSの関係、を解説した珍しい書籍です。DBを学んでひと段落したら、DB使いもインフラ全体を意識しなければなりませんが、そのような人にお勧めです。企業ユーザー向けのIT本としては、2008年度翔泳社No1だとか(最後は出版社談)。

●「絵で見てわかるOracleの仕組み」 小田圭二 著
教育に携わる者としての私の思い「丸暗記するな。アーキテクチャを知るべき。絵で説明すべき」を具体化した、Oracleの入門書です。Oracle初心者向きですが、Oracleの基礎となる部分の動きを解説しているため、バージョンに依存せずに何年先でも使えます。逆に、本書の内容を理解せずに、ひたすら丸暗記すると応用力が身につきません。この本を読むだけで何かできるようになるわけではありませんが、アーキテクチャを身につけて、本当の技術力を身につける第一歩として欲しいと思っています。

●「44のアンチパターンに学ぶDBシステム」 小田圭二 著
本書は、企業のDBシステムの設計/構築から運用管理、プロジェクト管理までの各フェーズにおけるトラブル(失敗)事例について、アンチパターン(べからず集)とその回避策/防止策として解説するものです。チェックリストとして使っていただいても構いません。分かっていてもアンチパターンは避けられないことも多いものです(政治とか)。そういう方には、同じ仲間は多いのだなと再認識していただくための一服の清涼剤としていただければと思います。

●「門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
一番最初に出た本です。結構とがった内容を扱っています。
・パフォーマンス分析の考え方(私の担当)
・性能テストや障害テストの仕方、設計の注意点(主に私が執筆)
・コストベースオプティマイザ(10gベース)のアーキテクチャ
・コネクションプーリング
最新のOracleの内容は含んでいませんが、今でも性能の考え方やオプティマイザの考え方は使えるはずです。オプティマイザをここまで解説している本を私は知りません。

●「続・門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
「続」の名前の通り、次に出た本です。ちょっと尖り過ぎたかもしれません^^; でも本当に使う内容を選んだつもりです。一流になりたい・他の人と差をつけたい人にお勧めでしょうか。
・性能の良いSQLの書き方
・文字化けの仕組み
・障害(特に性能やハング)の分析・対応方法(私が執筆)
・障害をリアルタイムに分析・対処する方法(私が執筆)
・オプティマイザの使い方ノウハウ
・アップグレードのノウハウ

●「データベース」小田圭二 他 著
私にしては堅い本です。なんせ、共同執筆者が大御所の國友義久先生です。階層型DBMS、ネットワーク型DBMS、リレーショナル型DBMS、XMLDBMS、OO(オブジェクト指向)DBMS、DBMSの持つ機能、DBMSのセキュリティ、データベースの著作権、監査、モデリング、正規化といった内容を網羅しており、深い記述は無いものの、DB技術全体を抑えるのに向いている一冊です。ある程度技術力がついたエンジニアの方が、DB全体を振り返りたい(勉強したい)というときの最初の1冊としてお勧めです。



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