コンサルタントであるとは、お客様との関係のことを言う? 皆様とお客様との関係はどうでしょうか? データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ

Oracle RDBMSなどのオラクル製品や各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります

ホーム > スポンサー広告 > コンサルタントであるとは、お客様との関係のことを言う? 皆様とお客様との関係はどうでしょうか?ホーム > コンサル手法 > コンサルタントであるとは、お客様との関係のことを言う? 皆様とお客様との関係はどうでしょうか?

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

コンサルタントであるとは、お客様との関係のことを言う? 皆様とお客様との関係はどうでしょうか?

前回、「若手コンサルタントが簡単に前言撤回するようなことをしてはイカン」と書きました。その理由は、コンサルタントとして不安に思われるという主旨でした。今回は、「力とは関係である」という話(※)から始まって、コンサルタントとお客様との1つの関係、ITエンジニアとお客様との関係について、ちょっと書いてみたいと思います。

※ワインバーグ著「スーパーエンジニアへの道」の第14章に書いてあるので、興味ある方は原書もどうぞ。

意外かもしれませんが、あるお客様で絶大な評価を得たITコンサルタントが他の顧客でも高評価を得るとは限りません。相性と言ってしまえば簡単ですが、ITスキルやコンサルスキルは変わらないはずで、本人が手を抜いているわけでもありません。

●力って関係です。

そのような時、「力を発揮しにくい関係になっている」というケースがあります。力を発揮しやすい関係とは、どのようなものでしょうか? そもそも技術の力ってなんでしょうか? 「スーパーエンジニアへの道」にも書いてありますが、多くのITエンジニアは、いかにITを知っているか、それが力だと思っています。もう1つの答えは役職が高い(もしくは権力がある)だと思います。
しかし、ITを知っていても、関係ない分野ならお客様は興味が無いでしょう。ITを深く知っていてもマネージャに昇進したら、あまり価値は無いでしょう。それよりはマネージメントを知っている方が良いですよね。それと、役職が高い人でも、土日はただの人です。役職が高いということ自体に意味があるわけではありませんよね。それらはあくまでも「必要とされる場合に」価値があるものです

仮に、Aさんが神様みたいなプログラマーだとします。同じプログラマーから見ると、それは力かもしれません。もう少し考えると、神業を必要とするようなプロジェクトにおいてや、自分も上達したいプログラマーから見ると尊敬に値すると思います。でも、明日はどうでもいいやと思っているプログラマーは尊敬しないでしょう。

ということで、評価を得るためには、顧客や周りとの”関係”が重要です

●コンサルタントとしての関係を築く

技術アドバイスのコンサルタントは、知識や経験を売るお仕事です(最近はシステム構築を専門とするコンサルタントも居ますし、重要ですが、ここでは除いて考えます)。「この人の知識や経験、やってくれることは僕らにとって大事だ」と思ってもらえれば、大抵、現場はスムーズに回り始めます。
この関係を作るのが、実は肝だったりします。若く見えたり、おどおどしてたり、経験不足に見えたり、お客様が「作業してよ」というマインドでいると、「期待通りのパフォーマンスじゃないね」と言われやすいのです。

ということで、最初に「おっ、こいつはすげえ。大丈夫だ」もしくは「経験豊富そうだね。安心できるよ」と思わせることも、関係づくりの大事な作業です。

コンサルタントって、「語るべき何か」があって始めて、コンサルタントだと思うので、専門分野などの何かに精通していることは大事だと思いますけど、それだけでは現場で活躍できないと思います。一部のコンサルタントはそれを理解していて、お客様の心の中に「コンサルタントとはこういうものだ」というイメージを作れる人が居ます。そういう人は見ていて「プロだなあ」と思います。

●別に技術アドバイスのコンサルタントじゃなくても

話はITエンジニア(ITに限らずもっと広く)で共通のはずです。どんなに技術力があっても、関係が適切でなれば、力は発揮できないはずです。
能力はあるはずのチームで、かつお客様も意地悪ではない、でもうまくいっていない場合には、”能力”や”お客様”を疑わずに、”関係”を疑ってみてはいかがでしょうか? 

たぶんキーワードは、前述の本にも書いてある「あなた(お客様、本人、部下、上司・・・)が本当にほしいものは何?」だと思います。
※原著では「あなたが本当にほしいものは何?」です。

P.S. 最近は、本当に欲しいものは(少なくともお客様の言い分が)”安さ”だったりするのがつらいところですよね^^; 安さ以外の価値を認めてくれるお客様のところで仕事をしたいものです。

スポンサーサイト
[ 2009/05/10 23:14 ] コンサル手法 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

odakeiji

Author:odakeiji
小田圭二 日本オラクルのテクノロジーソリューションコンサルティング統括本部においてデータベースのコンサルタントをしている。今までのキャリアでは、社内教育部隊で、データベースやOS、ネットワークを教える経験を5年ほど積んだり、コンサル部門で主にDB(インフラ含む)のコンサルを10年程度経験した。また、コンサルタントとして、主に大規模ミッションクリティカルシステムを担当。社内では”火消し”とも呼ばれ、システムトラブルの火消しをいくつも担当していたこともある。
ポリシーは、「OracleもOS上で動くアプリケーションにすぎない。だから、OS、ストレージ、ネットワークを学ぶべき。アーキテクチャから考えろ」。
スキル面の興味は、アーキテクチャ、DBA、インフラ技術、教育、コンサル手法など。
本ブログのポリシーは「週に1回、DBAやインフラ担当者の役に立つ記事を書きたい」です(守れるだけ、守りたい・・・・)
なお、本ブログにおいて示されている見解は、私自身の見解であって、オラクルの見解を必ずしも反映したものではありません。ご了承ください。

私の主な著書の紹介です。もしよかったら、お役立てください。他にもオライリーなどがあります

●「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク データベースはこう使っている」小田圭二 著
私のポリシーである”DBMSもOSの動くアプリケーションに過ぎない”に基づいて、OSとDBMSの関係、ストレージとDBMSの関係、ネットワークとDBMSの関係、を解説した珍しい書籍です。DBを学んでひと段落したら、DB使いもインフラ全体を意識しなければなりませんが、そのような人にお勧めです。企業ユーザー向けのIT本としては、2008年度翔泳社No1だとか(最後は出版社談)。

●「絵で見てわかるOracleの仕組み」 小田圭二 著
教育に携わる者としての私の思い「丸暗記するな。アーキテクチャを知るべき。絵で説明すべき」を具体化した、Oracleの入門書です。Oracle初心者向きですが、Oracleの基礎となる部分の動きを解説しているため、バージョンに依存せずに何年先でも使えます。逆に、本書の内容を理解せずに、ひたすら丸暗記すると応用力が身につきません。この本を読むだけで何かできるようになるわけではありませんが、アーキテクチャを身につけて、本当の技術力を身につける第一歩として欲しいと思っています。

●「44のアンチパターンに学ぶDBシステム」 小田圭二 著
本書は、企業のDBシステムの設計/構築から運用管理、プロジェクト管理までの各フェーズにおけるトラブル(失敗)事例について、アンチパターン(べからず集)とその回避策/防止策として解説するものです。チェックリストとして使っていただいても構いません。分かっていてもアンチパターンは避けられないことも多いものです(政治とか)。そういう方には、同じ仲間は多いのだなと再認識していただくための一服の清涼剤としていただければと思います。

●「門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
一番最初に出た本です。結構とがった内容を扱っています。
・パフォーマンス分析の考え方(私の担当)
・性能テストや障害テストの仕方、設計の注意点(主に私が執筆)
・コストベースオプティマイザ(10gベース)のアーキテクチャ
・コネクションプーリング
最新のOracleの内容は含んでいませんが、今でも性能の考え方やオプティマイザの考え方は使えるはずです。オプティマイザをここまで解説している本を私は知りません。

●「続・門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
「続」の名前の通り、次に出た本です。ちょっと尖り過ぎたかもしれません^^; でも本当に使う内容を選んだつもりです。一流になりたい・他の人と差をつけたい人にお勧めでしょうか。
・性能の良いSQLの書き方
・文字化けの仕組み
・障害(特に性能やハング)の分析・対応方法(私が執筆)
・障害をリアルタイムに分析・対処する方法(私が執筆)
・オプティマイザの使い方ノウハウ
・アップグレードのノウハウ

●「データベース」小田圭二 他 著
私にしては堅い本です。なんせ、共同執筆者が大御所の國友義久先生です。階層型DBMS、ネットワーク型DBMS、リレーショナル型DBMS、XMLDBMS、OO(オブジェクト指向)DBMS、DBMSの持つ機能、DBMSのセキュリティ、データベースの著作権、監査、モデリング、正規化といった内容を網羅しており、深い記述は無いものの、DB技術全体を抑えるのに向いている一冊です。ある程度技術力がついたエンジニアの方が、DB全体を振り返りたい(勉強したい)というときの最初の1冊としてお勧めです。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。