記録の重要性とエンジニアの成長の関係 データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ

Oracle RDBMSなどのオラクル製品や各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります

ホーム > スポンサー広告 > 記録の重要性とエンジニアの成長の関係ホーム > スキル強化・教育 > 記録の重要性とエンジニアの成長の関係

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

記録の重要性とエンジニアの成長の関係

今日は、これを実践するだけでエンジニアの成長が大きく変わるようなノウハウの紹介です(ちょっとおおげさかな・・・でも本当に「効果があるけれど、実践している人は少数」なノウハウです)。

エンジニア(特にITエンジニア)の一部に熱狂的なファンを持つ、ワインバーグという人が居ます。私もワインバーグのファンでいろいろと著作を読ませてもらっています。

中でも「スーパーエンジニアへの道―技術リーダーシップの人間学」と「コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学」はお勧めです。以前、コンサル先に「この本を読むように」と伝えて、ワインバーグ本を貸すという超手抜きのコンサルティングをしたことすらあるほどです(本件のお金はもらっていませんので、ぼったくったわけではありません)。

「スーパーエンジニアへの道」に、「個人的な日誌を書く」という方法の紹介があります(P74-81)。実はこれが、私が記録するきっかけとなり、今の私の一部を形作っています。

私も昔は「夏休みの日記を、夏休みの最後にまとめて書く。そしてつじつまが合わない日記ができあがる」小学生だったのですが、「スーパーエンジニアへの道」を読んでとりあえず書いてみることにしました(実際に当時の日記に「とりあえず」という旨の記述があります^^;)。そして、しばらくしてから、振り返ってみたところ、普通に日々過ごしているだけでは絶対に気がつけない自分の特徴や特性が浮かび上がってきたのです

「スーパーエンジニアへの道」には、「日誌記者たちはみな、各人が自分自身について、もっとも必要だったことを学んだのである」と書かれています。

たとえば、ある日、何かの本を読んで「なるほどこれがコツか!」と気がついたとします。その時は実践したり、心がけたりするはずです。数日すると忘れ始めます。そして数か月するころには、元の自分のやり方に戻っているはずです。私も含めて大抵の人はこのような行動を繰り返しています。ところが、日記への記録と振り返りをしていると、それを防げるのです。1つ1つの違いは小さくても積み重なれば大きいです。

この方法は、自分に関する学習(メタ学習:学習に関する学習)なので、これを繰り返していると、指数演算的に成長スピードがあがっていきます
#元、人事で先生をしていた僕が言うんですから、嘘じゃないですって!
#やっていれば効果が理解できます。だまされたと思ってやってみては?

ということで、エンジニアの皆さん、「記録して、振り返る」という習慣を身につけてみてはいかがでしょうか? ワインバーグによると1日5分だそうです。私は未来の自分への投資だと思います。きっとこれでAmazonのマーケティング(注)にひっかかって、同じ分野の初心者本を2回買ったりしなくて済むようになりますよ!!

注:参照「書籍は読み手の実力によって、読み取れることが異なる
スポンサーサイト
[ 2009/04/15 23:56 ] スキル強化・教育 | TB(0) | CM(2)
ワインバーグの古典は、いいですねぇ。プログラマの心理学で、好きになりました。この2冊は、私も良く周りに勧めています。ただ、両方とも、題名がイタい....。
読めば納得しますが、ちょっと、遠慮されます。
なので、最初は、「ライトついてますか」を読ませて、著者に興味をもってから勧めるようになりました。これだと、結構、読んでくれます。
コンサルタントの道具箱は、あまり、面白くなかったなぁ。。

エイホ,カーニハン,ワインバーグ なんて言っても、今の若い人はピントこないですよね。。

#SSDの時には、失礼しました。。


[ 2009/04/16 19:20 ] [ 編集 ]
私も好きになったのは、「ライトついてますか」を読んでからです。題名の元となった、トンネルと車とライトのつけっぱなしの話、いいですよね。

カーニハンについては、K&Rと呼んでも、ほぼ100%分かってもらえません。それどころか、最近はC言語の勉強をしないSEが増えていたりしますし。

また、ワインバーグのネタは書こうと思います。次は有名なオレンジジューステストでしょうか。
[ 2009/04/19 19:49 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

odakeiji

Author:odakeiji
小田圭二 日本オラクルのテクノロジーソリューションコンサルティング統括本部においてデータベースのコンサルタントをしている。今までのキャリアでは、社内教育部隊で、データベースやOS、ネットワークを教える経験を5年ほど積んだり、コンサル部門で主にDB(インフラ含む)のコンサルを10年程度経験した。また、コンサルタントとして、主に大規模ミッションクリティカルシステムを担当。社内では”火消し”とも呼ばれ、システムトラブルの火消しをいくつも担当していたこともある。
ポリシーは、「OracleもOS上で動くアプリケーションにすぎない。だから、OS、ストレージ、ネットワークを学ぶべき。アーキテクチャから考えろ」。
スキル面の興味は、アーキテクチャ、DBA、インフラ技術、教育、コンサル手法など。
本ブログのポリシーは「週に1回、DBAやインフラ担当者の役に立つ記事を書きたい」です(守れるだけ、守りたい・・・・)
なお、本ブログにおいて示されている見解は、私自身の見解であって、オラクルの見解を必ずしも反映したものではありません。ご了承ください。

私の主な著書の紹介です。もしよかったら、お役立てください。他にもオライリーなどがあります

●「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク データベースはこう使っている」小田圭二 著
私のポリシーである”DBMSもOSの動くアプリケーションに過ぎない”に基づいて、OSとDBMSの関係、ストレージとDBMSの関係、ネットワークとDBMSの関係、を解説した珍しい書籍です。DBを学んでひと段落したら、DB使いもインフラ全体を意識しなければなりませんが、そのような人にお勧めです。企業ユーザー向けのIT本としては、2008年度翔泳社No1だとか(最後は出版社談)。

●「絵で見てわかるOracleの仕組み」 小田圭二 著
教育に携わる者としての私の思い「丸暗記するな。アーキテクチャを知るべき。絵で説明すべき」を具体化した、Oracleの入門書です。Oracle初心者向きですが、Oracleの基礎となる部分の動きを解説しているため、バージョンに依存せずに何年先でも使えます。逆に、本書の内容を理解せずに、ひたすら丸暗記すると応用力が身につきません。この本を読むだけで何かできるようになるわけではありませんが、アーキテクチャを身につけて、本当の技術力を身につける第一歩として欲しいと思っています。

●「44のアンチパターンに学ぶDBシステム」 小田圭二 著
本書は、企業のDBシステムの設計/構築から運用管理、プロジェクト管理までの各フェーズにおけるトラブル(失敗)事例について、アンチパターン(べからず集)とその回避策/防止策として解説するものです。チェックリストとして使っていただいても構いません。分かっていてもアンチパターンは避けられないことも多いものです(政治とか)。そういう方には、同じ仲間は多いのだなと再認識していただくための一服の清涼剤としていただければと思います。

●「門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
一番最初に出た本です。結構とがった内容を扱っています。
・パフォーマンス分析の考え方(私の担当)
・性能テストや障害テストの仕方、設計の注意点(主に私が執筆)
・コストベースオプティマイザ(10gベース)のアーキテクチャ
・コネクションプーリング
最新のOracleの内容は含んでいませんが、今でも性能の考え方やオプティマイザの考え方は使えるはずです。オプティマイザをここまで解説している本を私は知りません。

●「続・門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
「続」の名前の通り、次に出た本です。ちょっと尖り過ぎたかもしれません^^; でも本当に使う内容を選んだつもりです。一流になりたい・他の人と差をつけたい人にお勧めでしょうか。
・性能の良いSQLの書き方
・文字化けの仕組み
・障害(特に性能やハング)の分析・対応方法(私が執筆)
・障害をリアルタイムに分析・対処する方法(私が執筆)
・オプティマイザの使い方ノウハウ
・アップグレードのノウハウ

●「データベース」小田圭二 他 著
私にしては堅い本です。なんせ、共同執筆者が大御所の國友義久先生です。階層型DBMS、ネットワーク型DBMS、リレーショナル型DBMS、XMLDBMS、OO(オブジェクト指向)DBMS、DBMSの持つ機能、DBMSのセキュリティ、データベースの著作権、監査、モデリング、正規化といった内容を網羅しており、深い記述は無いものの、DB技術全体を抑えるのに向いている一冊です。ある程度技術力がついたエンジニアの方が、DB全体を振り返りたい(勉強したい)というときの最初の1冊としてお勧めです。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。