DBマガジン5月号に私の書いた特集が載ってます。 データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ

Oracle RDBMSなどのオラクル製品や各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります

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DBマガジン5月号に私の書いた特集が載ってます。

つい先日発売になった5月号の特集2「15のアンチパターンに学ぶDBシステムの設計と開発」を執筆しました。

今回もアンチパターンなので、ダメ事例、失敗設計の話がいっぱい載ってます。良い意味で楽しんでいただければと思います。

15のアンチパターンは次のとおりです。
・データの分身の術・・・どれが本物?
・OLTPなのにSQLが重い
・DB連携地獄
・DATE型の意識統一不足(時分秒など)
・トランザクションスコープが不適切
・なんでもかんでもリアルタイム集計
・バインド変数を使っていないSQL
・不適切なリトライの仕組み
・バッチにおいて適切に処理を分割していない
・バッチがリラン(再実行)できない
・再利用しない(コネクションなど)
・リソースのバランスが悪い
・詰まると接続が増えるアーキテクチャ
・引きずられるアーキテクチャ
・足元おろそか

以前、ブログでもネタを募集しましたが、そのネタがこの特集に生かされています。ずぼらんさん、discusさん、矢木さん、およよさん、といったネタを投稿してくれた方も、そうでない方も読んでみていただければと思います。感想はブログへのコメントでもかまいませんし、懸賞があたると噂(※)の読者ハガキでも構いません。筆者は単純なので、おだてられると、次を書く元気が湧いてきます。
※DBマガジンは懸賞が当たりやすいそうですよ。皆さん、ぜひ。

P.S. 次回はDBシステムの”開発の進め方”や”プロマネ”のアンチパターンにしようかと思っています。

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[ 2009/03/22 23:17 ] 雑談 | TB(0) | CM(6)
DBマガジンは定期購読しているので既に届いていたのですが、まだ、封を開けてなかった・・・週末のイベントが多すぎで。w

明日ゆっくりと読む予定です。はい。

あ、そうそう、DBマガジンは確かに懸賞が当たり易いかもしれませんね。私と妻、合わせて4回くらいは頂いてます。(爆)
[ 2009/03/22 23:56 ] [ 編集 ]
そういえば、皆様からネタはいただきましたが、私の経験をベースに記事にしました。その都合上、もしかすると、皆さんの思いと違う記事の内容になっているかもしれません。その場合、書籍化のときに、皆さんの思いも追記しますので、お知らせください。

夏ごろにDBシステムのプロマネのアンチパターン執筆の予定なので、書籍化は秋頃かなあ・・・(独り言)
[ 2009/03/23 02:49 ] [ 編集 ]
「15のアンチパターンに学ぶDBシステムの設計と開発」、拝見させていただきました。
思うに、アプリケーション設計者とDB担当者の意見というか視点の相違で、
このようなアンチパターンのRDBシステムが出来上がっていってしまうことが多いように思います。

大規模PJにおいては業務仕様をおさえた人が、テーブル設計を担当することが多く、
DB担当者というと、どうしても業務仕様からの申請の「とりまとめをする人」となってしまいがちです。
ユーザ視点でのシステム最適化/テーブル設計最適化などが可能な人間がDB設計の担当者となり、
「必要最低限の冗長性を認めた整理されたシステム/DB設計」をしていければよいのですが、
DB担当者が業務仕様を押さえてなかったりして(少なくとも自分はそうでした。。)、
どうしてもアプリケーション設計者の都合が良いように設計されてしまいがちです。

DB担当者は業務チームを横串でみるような体制と役割づくりが必要であって、
その必要性をPJ全体で共有していくことをアピールしていく必要があるなと感じます。
[ 2009/04/07 17:27 ] [ 編集 ]
inokenさん

コメントありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。「マトリックス組織」というのを聞きますが、そのような組織では、DBAがプロジェクトを横断して関与できるので、1つの解かと思います。
さて、このコメントから派生して、2つ話を展開すると・・

◆発注に起因

やっぱり発注の問題は大きいと思います。
個別発注をしてしまうと、当然のように個別最適になるものだとつくづく思います。

◆情シスのお仕事?

あとは、ある有名なCIOさんが言っていたのですが、「こういう全体最適(概念データモデリング)は、ユーザー側(情シスなど)が行うべきことだ」そうです。ユーザー側にDA(Data Analyst? Data Administrator?)が居てとりまとめるという形ですね。

どちらにせよ、一筋縄ではいかないってことですね。だからこそ、良く見られる(なかなか無くならない)ダメ設計なわけですが・・・

また、何かコメントください。
[ 2009/04/07 18:18 ] [ 編集 ]
確かにユーザ側から見れば「完成された形」で納品されてほしいため、システム開発はデータモデリング含めてベンダーに一括で発注されてしまいがちですよね。
そして一括で請け負ったベンダーは、自社内だけではまかないきれないので、サブシステム毎に個別発注して、個別に最適化されていくと。。

ブログの中で以前に「横串DBA」の必要性について書かれていますが、今後「DB担当」となる人の要員アサイン方式が見直されていくよう、ITの開発体制を変えていきたいですね。
[ 2009/04/08 00:02 ] [ 編集 ]
ちょっと脱線しますが、次の特集は、プロマネの切り口で見た、DBシステムのアンチパターンを考えています。「DB担当の要員アサイン」って、マネジメントカットなので、お題として良いと思いつきました。

今度使わせてもらうと思います。
コメントありがとうございました。
[ 2009/04/08 16:40 ] [ 編集 ]
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プロフィール

odakeiji

Author:odakeiji
小田圭二 日本オラクルのテクノロジーソリューションコンサルティング統括本部においてデータベースのコンサルタントをしている。今までのキャリアでは、社内教育部隊で、データベースやOS、ネットワークを教える経験を5年ほど積んだり、コンサル部門で主にDB(インフラ含む)のコンサルを10年程度経験した。また、コンサルタントとして、主に大規模ミッションクリティカルシステムを担当。社内では”火消し”とも呼ばれ、システムトラブルの火消しをいくつも担当していたこともある。
ポリシーは、「OracleもOS上で動くアプリケーションにすぎない。だから、OS、ストレージ、ネットワークを学ぶべき。アーキテクチャから考えろ」。
スキル面の興味は、アーキテクチャ、DBA、インフラ技術、教育、コンサル手法など。
本ブログのポリシーは「週に1回、DBAやインフラ担当者の役に立つ記事を書きたい」です(守れるだけ、守りたい・・・・)
なお、本ブログにおいて示されている見解は、私自身の見解であって、オラクルの見解を必ずしも反映したものではありません。ご了承ください。

私の主な著書の紹介です。もしよかったら、お役立てください。他にもオライリーなどがあります

●「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク データベースはこう使っている」小田圭二 著
私のポリシーである”DBMSもOSの動くアプリケーションに過ぎない”に基づいて、OSとDBMSの関係、ストレージとDBMSの関係、ネットワークとDBMSの関係、を解説した珍しい書籍です。DBを学んでひと段落したら、DB使いもインフラ全体を意識しなければなりませんが、そのような人にお勧めです。企業ユーザー向けのIT本としては、2008年度翔泳社No1だとか(最後は出版社談)。

●「絵で見てわかるOracleの仕組み」 小田圭二 著
教育に携わる者としての私の思い「丸暗記するな。アーキテクチャを知るべき。絵で説明すべき」を具体化した、Oracleの入門書です。Oracle初心者向きですが、Oracleの基礎となる部分の動きを解説しているため、バージョンに依存せずに何年先でも使えます。逆に、本書の内容を理解せずに、ひたすら丸暗記すると応用力が身につきません。この本を読むだけで何かできるようになるわけではありませんが、アーキテクチャを身につけて、本当の技術力を身につける第一歩として欲しいと思っています。

●「44のアンチパターンに学ぶDBシステム」 小田圭二 著
本書は、企業のDBシステムの設計/構築から運用管理、プロジェクト管理までの各フェーズにおけるトラブル(失敗)事例について、アンチパターン(べからず集)とその回避策/防止策として解説するものです。チェックリストとして使っていただいても構いません。分かっていてもアンチパターンは避けられないことも多いものです(政治とか)。そういう方には、同じ仲間は多いのだなと再認識していただくための一服の清涼剤としていただければと思います。

●「門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
一番最初に出た本です。結構とがった内容を扱っています。
・パフォーマンス分析の考え方(私の担当)
・性能テストや障害テストの仕方、設計の注意点(主に私が執筆)
・コストベースオプティマイザ(10gベース)のアーキテクチャ
・コネクションプーリング
最新のOracleの内容は含んでいませんが、今でも性能の考え方やオプティマイザの考え方は使えるはずです。オプティマイザをここまで解説している本を私は知りません。

●「続・門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
「続」の名前の通り、次に出た本です。ちょっと尖り過ぎたかもしれません^^; でも本当に使う内容を選んだつもりです。一流になりたい・他の人と差をつけたい人にお勧めでしょうか。
・性能の良いSQLの書き方
・文字化けの仕組み
・障害(特に性能やハング)の分析・対応方法(私が執筆)
・障害をリアルタイムに分析・対処する方法(私が執筆)
・オプティマイザの使い方ノウハウ
・アップグレードのノウハウ

●「データベース」小田圭二 他 著
私にしては堅い本です。なんせ、共同執筆者が大御所の國友義久先生です。階層型DBMS、ネットワーク型DBMS、リレーショナル型DBMS、XMLDBMS、OO(オブジェクト指向)DBMS、DBMSの持つ機能、DBMSのセキュリティ、データベースの著作権、監査、モデリング、正規化といった内容を網羅しており、深い記述は無いものの、DB技術全体を抑えるのに向いている一冊です。ある程度技術力がついたエンジニアの方が、DB全体を振り返りたい(勉強したい)というときの最初の1冊としてお勧めです。



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