接続が多くなることの問題と、システムプログラミング データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ

Oracle RDBMSなどのオラクル製品や各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります

ホーム > スポンサー広告 > 接続が多くなることの問題と、システムプログラミングホーム > アーキテクチャ > 接続が多くなることの問題と、システムプログラミング

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

接続が多くなることの問題と、システムプログラミング


知り合い(凄腕の人)から、「C10K問題」という記事を教えてもらいました。注:システムプログラミングにある程度、精通している人向けの記事です。

「C10K:クライアント1万台問題」とは、ハードウェアの性能上は問題がなくても、あまりにもクライアントの数が多くなるとサーバがパンクする問題のことです。
接続が多くなると、どんなことが起きるのか、どんなOSのどんなシステムコールがいいのかを解説しています。

前々回の記事で、DBの接続は比較的「重い」接続だと思うと書きましたが、Webのような軽い接続でも、このような問題があります。

上記サイトを読むかどうかは別として、インフラエンジニアにお勧めの技術分野の紹介をしたいと思います。それがシステムプログラミングです。

システムプログラミングって?:いくつかの書籍には、システムプログラミングというタイトルがついています。この定義は明確ではないようですが、システムコールを用いて OS に近いレイヤーで行うプログラミングのことと考えていいはずです。

なぜ、インフラエンジニアにお勧めかと言うと、(接続のような)性能、マルチスレッド、スループット、I/O性能、障害時のタイムアウト、同期I/O、非同期I/Oといった内容は、すべてこのシステムプログラミングの世界から来ているからです。上級者になろうとすれば、避けて通れません。

「システムコールは難しいよ。世の中で有名なシステムコールの本はどれも難解だし」と思う人が多いと思います。そこで、私が「良かった」と思う、初心者向けの本をちょっとご紹介します。「C for UNIX―システムコールの基礎と応用」です。

絶版ですが、Amazonで古本として安く手に入ります。書評にもあるように、簡単なところが売りですが、これだけで実務には耐えられません。システムコールの入門と思ってもらえればと思います。
スポンサーサイト
[ 2010/08/29 21:48 ] アーキテクチャ | TB(0) | CM(1)
この記事を拝見してから「C for UNIX―システムコールの基礎と応用」が気になっていたのですが、近所の本屋で、「C言語による実践Linuxシステムプログラミング(小俣光之著)」という本を見つけて衝動買いしました。

この本は「C for UNIX―システムコールの基礎と応用」をベースとし、「C for Linux 実践Linuxシステムプログラミング」の改訂版として書かれたらしいです。

先週、「LINUXシステムプログラミング(Robert Love著)」と言う本を衝動買いしたのですが、こちらも素晴らしいないようでした。

ここ最近、データベースについて調べているうちにOSレベル(ファイルシステム、I/Oスケジューラ、同期I/O・非同期I/Oなど)の話になることが多いのですが、調べても抽象的すぎたり、ソースコードレベルになって具体的すぎたりすることが多かったのですが、「システムプログログラミング」系の書籍を読むと、欲しかった情報がわかりやすく書かれていることが多いです。

また一つ新しいドアを開けた気がします。
小田さんのような先人のアドバイスがとても参考になります。
ありがとうございました。
[ 2010/10/17 12:52 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

odakeiji

Author:odakeiji
小田圭二 日本オラクルのテクノロジーソリューションコンサルティング統括本部においてデータベースのコンサルタントをしている。今までのキャリアでは、社内教育部隊で、データベースやOS、ネットワークを教える経験を5年ほど積んだり、コンサル部門で主にDB(インフラ含む)のコンサルを10年程度経験した。また、コンサルタントとして、主に大規模ミッションクリティカルシステムを担当。社内では”火消し”とも呼ばれ、システムトラブルの火消しをいくつも担当していたこともある。
ポリシーは、「OracleもOS上で動くアプリケーションにすぎない。だから、OS、ストレージ、ネットワークを学ぶべき。アーキテクチャから考えろ」。
スキル面の興味は、アーキテクチャ、DBA、インフラ技術、教育、コンサル手法など。
本ブログのポリシーは「週に1回、DBAやインフラ担当者の役に立つ記事を書きたい」です(守れるだけ、守りたい・・・・)
なお、本ブログにおいて示されている見解は、私自身の見解であって、オラクルの見解を必ずしも反映したものではありません。ご了承ください。

私の主な著書の紹介です。もしよかったら、お役立てください。他にもオライリーなどがあります

●「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク データベースはこう使っている」小田圭二 著
私のポリシーである”DBMSもOSの動くアプリケーションに過ぎない”に基づいて、OSとDBMSの関係、ストレージとDBMSの関係、ネットワークとDBMSの関係、を解説した珍しい書籍です。DBを学んでひと段落したら、DB使いもインフラ全体を意識しなければなりませんが、そのような人にお勧めです。企業ユーザー向けのIT本としては、2008年度翔泳社No1だとか(最後は出版社談)。

●「絵で見てわかるOracleの仕組み」 小田圭二 著
教育に携わる者としての私の思い「丸暗記するな。アーキテクチャを知るべき。絵で説明すべき」を具体化した、Oracleの入門書です。Oracle初心者向きですが、Oracleの基礎となる部分の動きを解説しているため、バージョンに依存せずに何年先でも使えます。逆に、本書の内容を理解せずに、ひたすら丸暗記すると応用力が身につきません。この本を読むだけで何かできるようになるわけではありませんが、アーキテクチャを身につけて、本当の技術力を身につける第一歩として欲しいと思っています。

●「44のアンチパターンに学ぶDBシステム」 小田圭二 著
本書は、企業のDBシステムの設計/構築から運用管理、プロジェクト管理までの各フェーズにおけるトラブル(失敗)事例について、アンチパターン(べからず集)とその回避策/防止策として解説するものです。チェックリストとして使っていただいても構いません。分かっていてもアンチパターンは避けられないことも多いものです(政治とか)。そういう方には、同じ仲間は多いのだなと再認識していただくための一服の清涼剤としていただければと思います。

●「門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
一番最初に出た本です。結構とがった内容を扱っています。
・パフォーマンス分析の考え方(私の担当)
・性能テストや障害テストの仕方、設計の注意点(主に私が執筆)
・コストベースオプティマイザ(10gベース)のアーキテクチャ
・コネクションプーリング
最新のOracleの内容は含んでいませんが、今でも性能の考え方やオプティマイザの考え方は使えるはずです。オプティマイザをここまで解説している本を私は知りません。

●「続・門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
「続」の名前の通り、次に出た本です。ちょっと尖り過ぎたかもしれません^^; でも本当に使う内容を選んだつもりです。一流になりたい・他の人と差をつけたい人にお勧めでしょうか。
・性能の良いSQLの書き方
・文字化けの仕組み
・障害(特に性能やハング)の分析・対応方法(私が執筆)
・障害をリアルタイムに分析・対処する方法(私が執筆)
・オプティマイザの使い方ノウハウ
・アップグレードのノウハウ

●「データベース」小田圭二 他 著
私にしては堅い本です。なんせ、共同執筆者が大御所の國友義久先生です。階層型DBMS、ネットワーク型DBMS、リレーショナル型DBMS、XMLDBMS、OO(オブジェクト指向)DBMS、DBMSの持つ機能、DBMSのセキュリティ、データベースの著作権、監査、モデリング、正規化といった内容を網羅しており、深い記述は無いものの、DB技術全体を抑えるのに向いている一冊です。ある程度技術力がついたエンジニアの方が、DB全体を振り返りたい(勉強したい)というときの最初の1冊としてお勧めです。



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。