転職の際、見過ごしがちなこと データベースコンサルタントのノウハウちょい見せ

Oracle RDBMSなどのオラクル製品や各種インフラ技術(OS、ストレージ、ネットワーク)といった話題を取り上げます。著者は小田圭二、「門外不出のOracle現場ワザ」、「絵で見てわかるOracleの仕組み」、「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク」などの著作もあります

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転職の際、見過ごしがちなこと

世は不況です。転職することもあるかと思います。元人事系でもあるので、転職の際、多くの人が見過ごしがちなことに触れてみたいと思います。

●落とし穴「やりたいことがやれる職場で選ぶのはNG」

まず1つ目は、「やりたいことがやれる職場か」ではなく、「自分が必要とされている職場か」で選ぶべき・・・です

「自分はコンサルティングをしたいんです。だからSEからコンサルに転職しました。」という人が居ます。転職雑誌にいかにも載っていそうな話です。やりたいのは本当だと思います。でもうまく行かない人が結構います。

転職後、誰かが手取り足取り教えてくれるとは限りません。むしろ、転職ですから即戦力が期待されます。そのため、現状の自分のスキルが必要とされているかが大事です。感謝されるとうれしいものですが、必要とされるのはいろんな面でいいことです。必要とされると活躍できますから、すべてがうまく回ります。
逆に、やりたい仕事に就いても、必要とされない場合、悪循環に陥ります。

転職時には「なぜその職場は自分を必要としているのか。その理由は妥当か。自分は替えがきかない存在に(できれば)なれるか」を考えてみてはいかがでしょうか

●もう1つの落とし穴・・・文化

多くの人を見ていると、自分が意識せず身につけた「その職場の文化」や「やり方」の効果は大きいと思います。転職すると、それが0になります。そのため、以前の会社では”やり手”であっても、転職後に”やり手”のままでいるのは難しいと私は思います。「こんなはずじゃなかった。自分はもっとできるはず」と思うかもしれませんが、今まで「文化」に守られていたためで、自分の実力ではないのが実情です。転職のときは、そのアドバンテージを捨て去る覚悟がいるんだなあと思います。

●コンサルというイメージ憧れる人

「コンサル」というイメージに憧れるのも良くないと思います。というのも、コンサルとして”何を語りたいか”を身につけるのが先だと思うからです。「コンサルに転職したい」という人と会うと、大抵、「語るべきものを持っているか」を私は確認します。多くの人が語るべきモノを持っていないので、「じゃあ、まだ転職じゃないですね」というオチになることが多いです

●最後に

私の考えでは「簡単に自分の強みを捨てない方がいいですよ。自分の強み(や必要とされている点)をまず自覚しましょう&身につけましょう!」です。
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[ 2009/07/15 23:11 ] 雑談 | TB(0) | CM(0)
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プロフィール

odakeiji

Author:odakeiji
小田圭二 日本オラクルのテクノロジーソリューションコンサルティング統括本部においてデータベースのコンサルタントをしている。今までのキャリアでは、社内教育部隊で、データベースやOS、ネットワークを教える経験を5年ほど積んだり、コンサル部門で主にDB(インフラ含む)のコンサルを10年程度経験した。また、コンサルタントとして、主に大規模ミッションクリティカルシステムを担当。社内では”火消し”とも呼ばれ、システムトラブルの火消しをいくつも担当していたこともある。
ポリシーは、「OracleもOS上で動くアプリケーションにすぎない。だから、OS、ストレージ、ネットワークを学ぶべき。アーキテクチャから考えろ」。
スキル面の興味は、アーキテクチャ、DBA、インフラ技術、教育、コンサル手法など。
本ブログのポリシーは「週に1回、DBAやインフラ担当者の役に立つ記事を書きたい」です(守れるだけ、守りたい・・・・)
なお、本ブログにおいて示されている見解は、私自身の見解であって、オラクルの見解を必ずしも反映したものではありません。ご了承ください。

私の主な著書の紹介です。もしよかったら、お役立てください。他にもオライリーなどがあります

●「絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク データベースはこう使っている」小田圭二 著
私のポリシーである”DBMSもOSの動くアプリケーションに過ぎない”に基づいて、OSとDBMSの関係、ストレージとDBMSの関係、ネットワークとDBMSの関係、を解説した珍しい書籍です。DBを学んでひと段落したら、DB使いもインフラ全体を意識しなければなりませんが、そのような人にお勧めです。企業ユーザー向けのIT本としては、2008年度翔泳社No1だとか(最後は出版社談)。

●「絵で見てわかるOracleの仕組み」 小田圭二 著
教育に携わる者としての私の思い「丸暗記するな。アーキテクチャを知るべき。絵で説明すべき」を具体化した、Oracleの入門書です。Oracle初心者向きですが、Oracleの基礎となる部分の動きを解説しているため、バージョンに依存せずに何年先でも使えます。逆に、本書の内容を理解せずに、ひたすら丸暗記すると応用力が身につきません。この本を読むだけで何かできるようになるわけではありませんが、アーキテクチャを身につけて、本当の技術力を身につける第一歩として欲しいと思っています。

●「44のアンチパターンに学ぶDBシステム」 小田圭二 著
本書は、企業のDBシステムの設計/構築から運用管理、プロジェクト管理までの各フェーズにおけるトラブル(失敗)事例について、アンチパターン(べからず集)とその回避策/防止策として解説するものです。チェックリストとして使っていただいても構いません。分かっていてもアンチパターンは避けられないことも多いものです(政治とか)。そういう方には、同じ仲間は多いのだなと再認識していただくための一服の清涼剤としていただければと思います。

●「門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
一番最初に出た本です。結構とがった内容を扱っています。
・パフォーマンス分析の考え方(私の担当)
・性能テストや障害テストの仕方、設計の注意点(主に私が執筆)
・コストベースオプティマイザ(10gベース)のアーキテクチャ
・コネクションプーリング
最新のOracleの内容は含んでいませんが、今でも性能の考え方やオプティマイザの考え方は使えるはずです。オプティマイザをここまで解説している本を私は知りません。

●「続・門外不出のOracle現場ワザ」 小田圭二 他 著
「続」の名前の通り、次に出た本です。ちょっと尖り過ぎたかもしれません^^; でも本当に使う内容を選んだつもりです。一流になりたい・他の人と差をつけたい人にお勧めでしょうか。
・性能の良いSQLの書き方
・文字化けの仕組み
・障害(特に性能やハング)の分析・対応方法(私が執筆)
・障害をリアルタイムに分析・対処する方法(私が執筆)
・オプティマイザの使い方ノウハウ
・アップグレードのノウハウ

●「データベース」小田圭二 他 著
私にしては堅い本です。なんせ、共同執筆者が大御所の國友義久先生です。階層型DBMS、ネットワーク型DBMS、リレーショナル型DBMS、XMLDBMS、OO(オブジェクト指向)DBMS、DBMSの持つ機能、DBMSのセキュリティ、データベースの著作権、監査、モデリング、正規化といった内容を網羅しており、深い記述は無いものの、DB技術全体を抑えるのに向いている一冊です。ある程度技術力がついたエンジニアの方が、DB全体を振り返りたい(勉強したい)というときの最初の1冊としてお勧めです。



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